アロハ！　ヒロヨです。

カハラエリアに誕生したばかりの真新しいプリスクール「アーリー・アチーバーズ・プリスクール・ハワイ」を訪問してきました。
まだ開園して2カ月ちょっとというピカピカの園内を、校長のパメラさんに案内していただきながら、たっぷりご紹介します。

新しくて、安全・清潔な園内と広いプレイグランドでのびのび子育て

カハラの住宅街にひっそりと佇む一軒家のようなアーリー・アチーバーズ・プリスクール・ハワイ。カハラ・エレメンタリースクールと公園に隣接し、子どもたちが集まりやすい環境が整っています。ワイキキからは車で約15分ほどなのでアクセスも便利です。

元々老舗プリスクールだった場所を、11カ月かけてほぼフルリノベーションして2025年8月にグランドオープン。セキュリティがしっかりしたフナカイ・ストリート側のゲートを抜けて、目の前にあるのがオフィスの入口です。その横にはプレイグランドがあり、教室はプレイグランド側からもアクセスできます。
「私は超清潔好きなので（笑）」と笑うパメラさん。どこも清潔に整えられていて、小さな子どもたちが長時間安心して過ごせる環境が整っています。

オフィスエリアと繋がっている教室は、2歳児クラス、3歳児クラス、4歳児クラスと分けられています。今後キンダーガーテン（5歳児）のクラスを設けるため準備の教室にはグランドピアノが置いてありました。どの部屋も子どもたちが快適で清潔に、そして安全でワクワクするような設備とインテリアで構成されています。

各教室にはトイレを完備。

昔砂場だった場所は撤去して新しい遊具に刷新。日差しが強いハワイですが、大きな木がたっぷり日陰を作ってくれます。外でも日陰の下、思いっきり遊べるので、子どもたちもハッピーですよね。私も子どもたちが小さい時は、近くの公園に連れていきましたが、日差しが強いのでいつも夕方以降に遊ばせていました。でもこの大きな木の下なら日中でも安心！

改装したばかりで、設備も整い、緑に囲まれ静かで環境も抜群！ ハワイで子育てする親御さんにとって理想的な環境がそろっているなぁというのが私の感想です。子どもたちに会うと、名前を呼び、笑顔で会話をされているパメラさんを見て、生徒の顔や名前、ひとりひとりの性格をちゃんと理解し、行き届いた保育をされていることを実感しました。

それではそんな教育のエキスパートであるパメラさんに、園のことをあれこれインタビューしてみました。ハワイで子育てを考えている方はぜひ参考にしてくださいね！

カリフォルニア州立大学ノースリッジ校で教育学の学士号を取得後、ナショナル大学で教育行政学の修士号を取得。教職歴は1991年に始まり、プレキンダーから7年生までの指導を担当。韓国・ソウルで国際幼稚園を設立し、2012年に夫のサム氏と共にホノルルに移住後、カハラのシルバン・ラーニングセンター、アメージング・アスリーツ、リトル・メディカルスクールなどの教育機関を買収し、ブライト・ビギニングスESLハワイをスタート。2025年にアーリー・アチーバーズ・プリスクールの開設により、ハワイで保育園を開くという自身の長年の夢を実現。

子どもたちの「未来への土台」をつくる場所

───アロハ！ パメラさん。園内ツアーをありがとうございました。まず、園のコンセプトを教えてください。

パメラさん：私たちのミッションは、子どもたちが一生涯にわたって輝き続ける力を育てることです。学習・言語・社会性のバランスを重視した幼児教育を実践しており、子どもたちの自信と「できた！」という達成感を大切にしています。英語留学としての利用を考えている方には「英語を覚えさせたいから留学させる」ではなく、「学びを好きになる環境で育てていく」ということが主軸になるような理念が根底にあります。

───オープンしたばかりですが、すでに2〜4歳の子どもたちが約50名通われていますね。どのようなカリキュラムを組まれているのですか。

パメラさん：そうですね。ありがたいことに今ではウェイティングリストができるほど注目していただいています。授業ではフォニックスやブライトホイール・エクスペリエンス・カリキュラムを取り入れ、アルファベット、数の概念、サイエンスなどをバランスよく学習しています。同時に、アートや音楽、外遊びもたっぷり取り入れることで、子どもの「学びたい」、「やってみたい」を自然に引き出せるよう努めていますね。具体的には、2歳児は歌とダンスでABCに親しむところからスタート。3歳でフォニックス、4歳で短い単語の読み書きまで進みます。STEM（科学・技術・工学・数学）体験や、毎月のアメリカの行事もしっかり学んでいます。水曜日は外部コーチによるスポーツ学習も大人気ですよ。

───1日の園での一般的なスケジュールを教えていただけますか。

パメラさん：
7:30 早朝ケア
8:00 朝食
8:30 学習・アクティビティ
9:00 サークルタイム
9:30 学習・アクティビティ
10:00 外遊び
11:00 学習・アクティビティ
11:30 昼食
12:00 半日保育終了
12:30 昼寝
14:00 おやつ
14:30 1日保育終了／アフタースクールケア開始
17:00 最終お迎え

というのが1日のスケジュールです。7:30〜8:00と14:30〜17:00までのケアはオプションとなり、通常は半日保育8:00〜12:00、1日保育8:00〜14:30となります。

───ここに通う園児たちは国際色豊かな印象です。

パメラさん：はい、そうですね。多種多様な文化が混ざり合い、共存するハワイという土地柄、いろいろな国の園児たちが毎日楽しそうに通っています。冬と夏には、園でキッズキャンプを開催しているのですが、日本や韓国、中国などから多くの子どもたちが参加しますよ。ここでは、通常のプリスクールでも1～2ヶ月だけ通う「短期入学」も可能で、これはハワイでもかなり珍しいシステムです。「ハワイに別荘がある家族が、滞在中に子どもを通わせたい」というニーズにも対応しています。

───こちらの園は、山梨学院幼稚園から大学までの学校運営を行っている日本の学校法人C2C Global Education Japan（C2C）と共同で経営されていますが、キッズキャンプに参加する方や、ハワイに移住したばかりで子育てやスクール選びを考えている日本人家族向けに、何かサポートを用意されていますか。

パメラさん：
ご両親が英語に自信がなくても大丈夫です。初めてのご家族にもわかりやすい説明をし、必要に応じて翻訳資料を準備いたします。また、園での生活の流れや現地のマナーをご案内し、ほかの日本人ファミリーとのコミュニティづくりもサポートできる体制が整っています。日本語を話すスタッフもおりますので、安心してご利用いただけますよ。

───ハワイで子育てをする魅力についてどのように考えられていますか。

パメラさん：ハワイは多文化が共存する場所です。安全で穏やかな環境でのびのび子育てができるうえ、ハワイは日本文化も馴染みがあり、日本人ファミリーにとって移住・留学のハードルが低いことも魅力のひとつではないかと思います。英語が話せないお子さんも、無理に勉強させるのではなく、生活の中で楽しく身に付く環境だと思いますよ。

当園では、Aloha（思いやり）、Kuleana（役割分担）、Laulima（チームワーク）、Malama（互いを大切にする心）といったハワイの価値観のほか、簡単なハワイ語の使用、ハワイ音楽の鑑賞を日常の活動に取り入れ、心豊かな子どもを育てています。多言語の絵本や歌、ラベルなど、多様な教材や視覚資料により、すべての子どもが自分らしさを感じられる環境を整え、ジェスチャーや視覚補助といったシンプルな支援を通じて、バイリンガルの言語習得もサポート。子どもたちの可能性や価値観を広げる教育を心がけています。

───新たな学校運営をスタートしたばかりですが、今後の目標や計画について教えてください。

パメラさん：学力・言語発達・社会性・情緒の発達をバランスよく育む卓越した幼児教育を提供し、幼稚園以降の人生で子どもたちが輝けるよう、必要なスキルと自信を身につけられるようなスクールにしていきたいですね。それから、まだ先になりそうですが現在、キンダーガーテン（幼稚園、5歳児クラス）の認可取得も目指しており、将来的には5歳児のクラスも設置予定です。

───最後に、短期留学や移住でハワイでの子育てを考えている日本のファミリーに向けてのメッセージをお願いします。

パメラさん：ハワイは、小さなお子さまを育てるご家族にとても優しい環境です。
自然に囲まれながら、英語だけでなく、多文化社会の中で思いやりや協調性を育むことができます。

私たちのプリスクールでは、日本から来たご家族も安心して通っていただけるようサポートし、慣れない環境でも、お子さまが笑顔で通えるようアロハの精神を持ってスタッフ全員で見守りますので、どうぞ安心してご利用ください。

───パメラさん、ありがとうございました！

実際に園内を歩いていると、子どもたちの笑い声と先生たちの優しい声があちこちから聞こえてきて、「環境や設備も整っているし、ここなら安心して預けられるなぁ」と心から思いました。

カハラエリアでプリスクールをお探しのファミリーや日本の学校の休みを利用して、ハワイで英語体験をさせたいご家族、ハワイ移住や子育て留学を検討しているご家族は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。移住子育てのファースト・ステップとして短期のキッズキャンプに参加してみるのもおすすめです！ 学費やウィンターキャンプの詳細は以下よりご確認ください。