アロハ！ エリカです。

先日、アロハストリートでも連載コラムを執筆いただいているハワイの人気コーディネーター、マキ・コニクソンさんから「今、私の中でイチオシのシェフがいるからぜひ紹介したい！」と連絡が。
「人気レストランのメニューを監修する実力派」、「彼のケータリングメニューがとにかくハンパない！」。食通のマキさんがここまで絶賛するシェフって一体どんな方なんだろうと興味津々……。

ということで、話題のシェフにお会いさせていただきました！

その方がこちら、建守 護（たてもり まもる ）シェフです！

建守氏は、ホテルオークラ「山里」をはじめ、シカゴの「鮨 初花」、自身の鶏料理店「銀座 たて森」で経験を積み、現在はモンサラットの人気カフェ「カフェ・モーリーズ」や、フードトラック「ハッピー・レインボー・フード・トラック・ハワイ」のメニューも監修している敏腕シェフ。シェフ歴は26年になるのだとか。

建守シェフは日本での知名度も高く、その人気は数々のグルメ本で特集されるほど。ライフスタイル情報誌「Pen（ペン）」では、「世界に誇るべきニッポンの100人」に選ばれ紹介されています。

建守シェフとマキさん

和食を得意とする建守シェフが、2年前から趣味で始めたというケータリング「たて森」。マキさんは最近、「たて森」のケータリングメニューにハマっていて、自宅にゲストを招待する際にオーダーすることが多いそうです。

「たて森」のケータリングメニューは、日本から仕入れる旬の食材をメインに構成される和の10品コース（1回$1,200〜 ※4名分 ※出張費、税・サービス料込み）のみ。建守シェフがひとりで調理から接客まで対応するため、最大6名までの利用が可能です。
有名シェフが自宅やホテルのキッチンに出向いて、その場でお料理を提供してくれるって本当に贅沢ですよね。

今回は、マキさんのご自宅で「たて森」のケータリングメニューを特別に試食させていただくことに。

一品め：鰻ご飯

山形県産つや姫と新潟県産コシヒカリをブレンドした白米に愛知県産鰻の蒲焼きをのせ、高知県の仁淀川山椒をトッピングした一品。

一晩かけて仕込まれる鰻は程よく脂がのっていて、外はカリッと香ばしく、中はフワッとした食感がたまりません……。山椒のピリッとした強めの辛味がアクセントになって、一口食べるごとに驚きと幸福感が半端ないんです。

二品め：ハワイ産甘海老とウニシャリ

北海道産バフンウニをたっぷりまぶした白米に、ハワイカイ沖でとれる大ぶりの甘海老をのせ、お手製の昆布醤油をかけて提供されるこちら。

もう……白目を向く美味しさです。

トロンと舌の上でとろける甘海老、甘く濃厚なウニ……すべてが一体化したパーフェクトな美味しさ。
なによりハワイカイ沖でこんなに美味しい甘海老がとれるのは知りませんでした。日によっては仕入れするのが難しいそうですが、これはぜひともレギュラー化していただきたいメニューです。

三品め：和牛しゃぶしゃぶ

焼あごでとった出汁に宮崎県産の和牛をさっとくぐらせたしゃぶしゃぶ。ネギと舞茸を和牛で巻き、一カ月間熟成させた特製の柚子ポン酢につけていただきます。

咀嚼する必要がないくらい柔らかいお肉に、私の体まで溶けていきそう……。シャキシャキとした食感のネギや舞茸との相性も抜群です。

建守シェフが手掛けるメニューは、本当に手間がかかっていて、一品一品に驚きと感動が詰まっています。
日本の食材が手に入りにくいハワイで、これだけのレベルのものをいただけることが有難い……
3品でこんなに心が満たされるのに、10品いただいたら一体どうなってしまうんでしょうか（笑）。

建守シェフに今後の目標を伺うと、「美味しい食材をさらに追求して、もっと魅力的なメニューを提供していきたい」とのこと。建守シェフ自身が厳選した素材はもちろん、彼の料理への愛情と情熱が創り出すひと皿なんだと感じました。

「たて森」のケータリングは、ハワイ在住者に限らず、日本からの旅行者の方もハワイ滞在中のキッチン付きコンドミニアムで利用できる（6名まで）ので、ぜひチェックしてみてくださいね。予約方法はメール（mamotete7237@gmail.com ※10日前までに要予約）のみとなっています。とても人気なので早めの予約がおすすめです！