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アートな祭りで新しいハワイが見えてくる!

アートな祭りで新しいハワイが見えてくる!

変わりゆくハワイの象徴・カカアコ・タウンでいま何が起きている? ストリートアートの祭典POW!WOW!Hawaiiが想像以上に熱い!

2016.02.16

ハワイのイベント・レポート

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アロハ! メグミです。

いきなり出だしから「ガッカリ顔」ですみません。
サングラスかけてるので、ガッカリ具合がよくわからないかもしれませんが、心の中では「ちくしょ〜!!」と泣き叫びたいほどのガッカリ状態だったんです。

なぜかというと…私が指差している壁の部分をクローズアップしてみましょう。

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これですよ、これ!

何もないですよね? そう、ないんですよ。
私が来た時には、すでに、無残にも「誰かが取っていってしまった後」だったんです。

ここに何があったのかって? それは…。

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こんな素敵なサーファーガールがいたはずなんですよ〜。

これは、ロンドンを拠点に活躍するアーティスト「Slinkachu(スリンカチュ)」の作品なんです。

Slinkachuは、「小さな人たち」を現実世界に配置し、それを写真に収めたユーモラスかつ風刺の効いたアートで、いま世界を席巻しているアーティスト。みなさんも、インターネットのニュースなどで見たことがないですか? ブロッコリーの森に住む人々とか、タバコの吸殻のオブジェを鑑賞する老夫婦とかの写真を。インスタグラムをやっている方は、ぜひslinkachu_officialで探してみてください。本当に素晴らしい作品ばかりなので!!

…ということで、Slinkachuの作品を生で見るという私の夢は叶わなかったわけですが、なぜそんな大注目アーティストがハワイに来たのか?

しかも、美術館やギャラリーではなく、街中の、誰でも手で触れられる無防備な壁なんかにアートを施したのか?

その答えは、こちらの動画でどうぞ!



そう、「POW! WOW! Hawaii 2016」のためにハワイに来ていたんですね〜。

POW! WOW! Hawaii(パウ!ワウ!ハワイ)とは、ホノルル・カカアコ地区を舞台に、ライブアート・パフォーマンスやアートに関するワークショップなどが行われる、ストリートアートの祭典。数年前から毎年この時期に開催されていますが、年々その規模が大きくなっている印象です。

カカアコ地区を訪れた事がある方なら、倉庫地帯に描かれたウォールアートの数々を目にしているかと思いますが、あれらのウォールアートもPOW! WOW! Hawaiiの時期に大幅に塗り替えられるんですよ(※全てのウォールアートがPOW! WOW!と関係があるわけではありません)。

しかも、ハワイ在住アーティストだけでなく、先のSlinkachuのように世界中の注目アーティストが参加しているのも、このイベントの魅力なんですよね。

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通り沿いの大きな壁から、路地裏やお店の裏まで、個性豊かなウォールアートがいっぱい。

以前は、ウォールアートといえばスプレーを使うことが多かったと思うのですが、いまはスプレーだけでなくペンキやほかのツールを使ったりと、表現の幅が広がりましたよね。

あ、ここで私の言う「以前」とは、90年代後半のことですが…(苦笑)。

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フリーペーパーが入っているプラスチックのマガジンラックまで、ちょっとアートな雰囲気。手前のラックは、Frank Lloyd Wrightっぽいですよね。

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え! Banksy!?

……なわけないか〜!!

ということで、今年は2月4日〜13日まで開催されたPOW! WOW! Hawaiiですが、フィナーレを飾ったのが、13日夜に開催された屋外ライブイベント「Stranded in Paradise」。これが想像以上にものすごく楽しかったので、ご紹介します!

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会場は、ケワロ湾の脇、フードトラックが集まる「メイカーズ&テイスターズ」の奥にあるだだっ広い野外エリア。今回はじめて足を踏み入れたのですが、港の先に、こんなに広いスペースがあったのか…と驚くほどの広さ。

メイカーズ&テイスターズも、週替りでフードトラックが入れ替わるというコンセプトが面白いので、ぜひ下記、ユカリンのレポートも見てみてくださいね。
「毎日おいしい&楽しいフードトラック万歳!」>>

イベントスタート時には、こんな感じで来場者もまばらで、正直「おいおい、このイベント大丈夫か?」と思ったのですが、夜が更けるにつれて人も増え、ものすごい盛り上がりになりました。

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ステージから少し離れたところには、素敵なアートが施されたトラックの姿が。

じつはこちら、POW! WOW! Hawaiiをスポンサーしているハワイアン航空が、実際に空港で使用している「フード・ローダー」と呼ばれるもの。描かれているアートは、ホノルルのアーティストKamea Hardarと東京のアーティストHITOTZUKI(ヒトツキ)のコラボレーションなんですよ。

すでにKameaは中心部にある人物画を描き終わっていますが、この日のイベント中にHITOTZUKIが描き入れ、コラボを完成させるというライブペイント・パフォーマンスが行われると…!

ライブペイントはまだ始まらないとのことなので、まずはステージ前に移動し、音楽にひたることに。

特設ステージでは、地元ハワイのバンドが出演し、ロックで妖艶なウクレレプレイヤー、タイマネ・ガードナーも登場。だんだんと会場が温まってきたところで…!

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レゲエシンガーEli Mac(エリマック)がステージに! 小さい体から発せられるぶっとい声がものすごくカッコ良い〜!

Eli Macのグルーヴでステージ前のエリアは完全にダンスフロア状態に。

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Eli Macのハナホウ(アンコール)では、日本からやってきたレゲエシンガー、Likkle Mai(リクルマイ)とのコラボ!

ふたりとも、ちっこい! けどめっちゃパワフル!!

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そのままの流れでLikkle Maiのターンに。この頃には陽もとっぷり暮れ、いい具合の夜フェス的な空気になっていて、会場のロコもみんな超ノリノリで踊りまくってました。

日本からのアーティストによる音楽で、会場がこんなに盛り上がるって、個人的にはとっても幸せな気持ちになりましたよ〜。

すごくJamminな時間でした。ありがとう、Likkle Mai!

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LAからのDJ BABUとRAKAA IRISCIENCEが登場。ヒップホップはあまり詳しくないので、うまく言えないのですが、ものすごく存在感があって、かっこ良かったです。

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そうこうしているうちに、フード・ローダーのライブペイントが始まっていました。

ステージを横目に黙々とペイントしているのは、HITOTZUKIのKAMIさん。本来、HITOTZUKIはKAMIとSASUという夫婦のユニットなのですが、なんと残念なことにSASUさんが体調不良ということで、KAMIさんがお一人で仕上げを行っていました。

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イベント時間中に作品を仕上げないといけないため、残念ながらコメントをいただく時間がなかったのですが、お願いして写真だけは撮らせていただきました。KAMIさん、ありがとうございました〜!

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KAMIさんと同じフード・ローダーの反対側には、LAを拠点に活躍するアーティスト、DEFERがペイントを施していました。

こちらも時間がないということで、写真だけ撮らせていただきましたが、撮影した後に彼の熱烈なファンが駆け寄ってきて、「いま撮った写真はどこで見られるの!? インスタをフォローするからアカウント教えて!!」と詰め寄られてびっくりしました(笑)。すごい人気なんですね〜。

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ステージのトリを飾ったのはレゲエバンドTHE GREEN。いまやハワイを飛び出し、全米規模、いや、世界規模で大人気のTHE GREEN。全曲みんなで大合唱が起こるほど(笑)、熱量がすごかったです。

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イベントが終わったのは、夜10時過ぎ。

会場を後にすると、ケワロ湾に停泊するボートと、その向こうには開発が進むカカアコ地区の象徴、建設中のコンドミニアム郡が夜空に浮かび上がっていました。
この景色も、これからどんどん変わっていくんだろうなぁ。

ここ数年で急速に変わっているハワイ。

昔は「美味しいものがない」と言われていたのに、パシフィック・リム・キュイジーヌという独自のグルメジャンルが生まれ、グルメ体験はハワイの大きな魅力のひとつになりました。
ファッションの世界も、毎年秋に開催されるハワイ・ファッション・マンスを筆頭に、「アロハだけじゃない」ハワイ独自のムーブメントが生まれつつあります。

そして、アートも。

ダウンタウンに集中していたギャラリーの数がひとつずつ減っていき、ダウンタウンがアートな街からグルメな街にシフトしていく中、ハワイの現代アートはどこへ向かうのか?と思っていたら……。
カカアコという未知数が眠る街、混沌と整頓が隣り合わせのこの街は、刻一刻と変わる不安定さも含めて、その存在自体がとてもアート的。
飾って売るアートじゃなくて、どんどん成長していく街の一部としての、再生器官としてのアートって、新しいムーブメントの匂いがプンプンします。

いや、もしかしたら、来年はどうなっているか、わかりませんけどね。
でも、何かおもしろいことが起きると思うので、その希望的観測も込みで、

カカアコ、注目です!!

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