大自然を駆け抜ける!トレイルラン大会

大自然を駆け抜ける!トレイルラン大会

クアロア牧場で開催されたエクステラ・トレイルランの模様をレポート。自然を五感で味わう大会、感動です!

公開日:2011.12.07

更新日:2017.06.14

編集部体験レポート

 アロハ!メグミです。

 去る12月4日(日)、クアロア牧場にてトレイルランの世界大会「XTERRA(エクステラ)・トレイルラン」が開催されました!トレイルランは、その名のとおり山道を走るランニング競技で、じわじわと人気を集めています。とくにクアロア牧場は太古の自然が残る絶好のロケーション!大のクアロア好きの私としては、見逃すわけにはいきません。走るのは苦手なのですが、5キロ部門にチャレンジしてきましたよ〜!

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 朝のひんやりとした空気に包まれるクアロア牧場。スタート&ゴール地点は、通常クアロア牧場へ遊びに行く時のビジターセンターとは違い、美しい山脈が連なるカアア渓谷の入口です。エクステラは、アメリカ本土をはじめ南米や日本でもトライアスロンやトレイルラン大会を主催しています。このクアロア牧場での大会は、21キロ、10キロ、5キロ、アドベンチャーウォークの4部門が設けられています。1年のファイナルを飾るとあって、世界各国から強者たちが集合。周辺を軽く走ってアップしているランナーの姿もありました。さあ、大会スタートはもうすぐです!

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 カフナによるブレッシング(お祈り)の後、いよいよ大会スタートです。まず最初は本戦となる21キロ部門から。スタートラインの最前線に並ぶ顔ぶれは、これまでの世界大会で上位に食い込む強豪ばかり。

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 パーン!というスターターピストルの爆音とともに、いっせいに駆け出すランナーたち。真剣な眼差しの人もいれば、笑顔でシャカを決める人もいたりと、さまざまな表情が入り乱れます。続いて、私が参加する5キロ部門もスタート! いってきま〜す!

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 5キロ部門は、カアア渓谷の内側をくるりと回るコースとなっています。この渓谷は、多くのハリウッド映画やドラマのロケ地にもなっている場所。また古代ハワイアンの聖地ともなっているパワースポットなんですよね。そんな場所を自分の足で走ることができるなんて、感激です!

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 カーテンのようなつづら折りの山脈を前に、大草原を駆け下りるコースも!放牧されのんびりと草を食べる牛たちの姿を横目に見ながら、タッタッと丘を走ります。これまで、四輪バギーや映画村バスツアーなどのアクティビティで訪れたことのある場所も、こうして走ってみると、草の匂いや地面の起伏などがダイレクトに体に伝わってきて、また感動もひとしおです。とにかく空気がおいしい、気持ちいい!へっぽこランナーの私も、フーフー息を切らしながらなんとかゴールすることができました〜。

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 さて、私の息も整ってきた頃、21キロ部門の先頭ランナーたちがゴールしてきました。1位は、1時間21分27秒でゴールを飾ったオレゴン出身のマックス・キングさん。また女性のトップを飾ったのは、アイダホ出身のモーガン・アリトラさん(写真)。アップダウンのある山道の21キロを1時間33分00秒で走れるなんて、同じ女性として尊敬してしまいます。みんな、カッコイイ!

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 日の丸を背負って走った福島県出身の眞舩孝道さんは、1時間44分58秒でゴール!今年8月に日本で開催されたエクステラ・ジャパン・日光白根丸沼大会で見事優勝を飾った眞舩さん。今回のハワイ大会では、地元・福島を背負って力強く走る姿を世界に伝えたいと、強い思いを抱いての参加となりました。

「残念ながら入賞は逃しましたが、楽しく走ることができました!ハワイ大会は、主催者もランナーも、みんなが大会を楽しもうというリラックスした空気がすばらしいですね。自分の夢は、いつか地元・福島でこうした大会を開くこと。自然の美しさと人の絆をめいっぱい感じられる、そんなラン・イベントで福島を元気づけたいんです」

 ゴールを背に、地元・福島の仲間たちによる寄せ書き入りの日の丸を広げた眞舩さん。大会MCの「ガンバレ、ジャパン!ガンバレ、ガンバレ!!」という声に多くのランナーや来場者がふり返り、拍手や掛け声のアプローズが沸き起こりました。私も感動…。ガンバレ、ジャパン!!

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 アドベンチャー・ウォークに参加したキッズたちも、にこやかにゴール。大自然のクアロアを歩く体験は、子どもにとっては大きな冒険ですよね。

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 ガスマスクを着用して21キロ部門を完走したチーム・エクストリーム。彼らはスタート前に、スカイダイビングをしてパラシュートで会場入りするというパフォーマンスを披露したのです。その中には、昨年アフガニスタンで両足と片腕を失った海兵隊員・トッドさんの姿も。タンデム(2人1組の飛行)とはいえ勇敢なダイブに会場は拍手喝采!そして、ほかのメンバーがゴールすると、その完走を讃えて一緒に腕立て伏せを披露。仲間同士の絆の強さに、また胸が熱くなってしまいました。

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 最後に、眞舩さん、世界的なトレイルランナーの宮地藤雄さん(写真右)と記念撮影!おふたりとも、21キロを走った直後とは思えないすがすがしい笑顔です。この内側から発する輝きが、アスリートの魅力ですよね。私もしっかりトレーニングして、来年は21キロ部門に挑戦してみようかしら!?と思ってしまいました。それほどに、魅力的なエクステラ・トレイルラン。みなさんも、ぜひ一緒に参加してみませんか?ハワイの大自然を駆け抜ける体験、感動間違いなしですよ!

エクステラ・トレイルラン in クアロア牧場の
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