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指揮者「マット・キャッティンガブ」インタビュー

指揮者「マット・キャッティンガブ」インタビュー

公開日:2008.10.07

更新日:2017.06.25

ハワイ発プレミア情報誌アロハストリート

シンガーだった母親の影響で、幼い頃から音楽に親しみ、気がついたときには人前で指揮をしていたというマット・キャッティンガブさん。40人から成るオーケストラを率いて、この5月には「ハワイ・ロマンス・フェスティバル」を開催。音楽でハワイを世界にアピールするイベントを前に、愛するハワイへの思いなどを聞いた。

Matt Catingub

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マット・キャッティンガブ

1961年3月25日生まれ。ポリネシア系のジャズシンガー、Mavis Riversを母親に持つ彼は、幼い頃から母親について世界をツアーして周り、音楽に親しむ。15歳で指揮者デビュー後、ピアノやサックスを演奏。98年にホノルル・シンフォニー・ポップスの指揮者に任命される。多忙な毎日を送っているが、3匹の犬と妻を心から愛するファミリーマンでもある。

ポップ・ミュージックで世界とハワイを結ぶコンダクター

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アロハストリート(以下アロハ):
ナッシュビルからハワイに戻られたばかりとお聞きしましたが、オーケストラで世界各地をまわる生活を、昔からやってきているんですよね?

マット:
僕の母がジャズ・シンガーで、フランク・シナトラと一緒に演奏したりと、小さな頃からいわゆる音楽業界の人達に囲まれて育ってきたんですよ。生活の中に音楽や楽器があるのが当たり前だったので、勝手にピアノを弾きだして、自分で覚えました。15歳の時には母にワイキキシェルに連れてこられて、「ほら、みんなの前で指揮をしてみなさい!」と放り出されました(笑)。それが僕の指揮者デビューだったんですよ。
最近は、ホノルル・ポップス・オーケストラの仕事や、CD、ハワイ・ロマンス・フェスティバルのことに集中したいので、少し旅をする数を減らしていますけどね。ですから最近は年間の75%はハワイにいますよ。

アロハ:
ハワイにはいつ引っ越されたのですか?

マット:
2000年に正式に移ってきました。もともとはホノルル・シンフォニー・ポップスの仕事で来たのですが、今年が10周年ですね。母はニュージーランド人でサモア系なのですが、彼女のポリネシアンのルーツがハワイの人たちに受けて、仕事でよくハワイに呼ばれたんです。ですから幼い頃から、母親とともに、ハワイには年に何度もきていたんです。また、妻と出会って結婚したのもハワイなので、昔から住みたい場所でした。今はここに住んで、ハワイのミュージシャンたちと一緒に仕事ができるので、本当にうれしいです。

アロハ:
ハワイアン・ミュージックに対するアメリカ本土の反応はいかがですか?

マット:
最近エイミー・ハナイアリイと一緒に、ニューヨークでジャズ・ショーを行いましたが、彼女の歌声とパワーはニューヨークを乗っ取りましたよ。残念ながらアメリカ本土では、ハワイの音楽というとまだドン・ホーの「タイニー・バブルス」のイメージが強いので、もっとバラエティに富んだ、すばらしい音楽がたくさんあることを知ってもらいたいですね。

アロハ:
ふだんはトラディショナルなハワイアンを歌うアーティストが、オーケストラをバックに人気のスタンダード・ソングをカバーする「Return to Romance」「Back to Romance」のシリーズは、本当に斬新なアイデアですよね。

マット:
実は、自分がオーケストラの指揮を始める前から、この企画を温めていたんです。でも、実際に始めてみたら、ぜひやってほしいという声がやまなかったので企画が成立したんですよ。ピックアップしたアーティストは全員、一緒に仕事がしたい!と思う人ばかり。エイミーもすばらしかったし、ロバート・カジメロははっきりいって世界一の美声の持ち主だと思いますし、いい作品になったと思ってますよ。このシリーズは1年おきに出したいと考えていて、前回の作品は男性アーティストばかりをフィーチャーしたので、次回は…、ご想像にお任せします(笑)。

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アロハ:
昨年はこのCDと同じコンセプトのコンサートがありましたが、今年は「ハワイ・ロマンス・フェスティバル」と名前を変えて、大々的にイベントを行うようですね。

マット:
はい、5月に行いますが、ホノルルはどこも美しく、愛を語るのに最高の場所ですから、音楽だけでなく「ロマンス」という切り口でイベントをやってしまおうと考えたんです。ですから期間中は、ロマンスに関連した、たくさんのイベントが行われます。グラディス・ナイト、スモーキー・ロビンソンなど、アメリカ本土からもトップ・ミュージシャンが集まりますよ。これからまだ参加アーティストは増えていきますが、一緒にレコーディングしたジェイク・シマブクロも参加します。

アロハ:
そんなマットさんは、これだけステキなロマンチックな音楽を作る方なので、もともとロマンチックな方なんでしょうね(笑)。

マット:
そうだと思いたいですね(笑)。僕が好きなのはハワイ島のコナ・コーストのあたり。あんなに美しいところに愛する人と行けば、すばらしいですよね。日本の方もぜひ「ハワイ・ロマンス・フェスティバル」に参加して、そのあとハワイ島にでも行って、ゆっくりステキな時間を過ごしてもらいたいですね。

インタビューを終えて
世界を舞台に活躍しているマットさんだけあって、プロフェッショナルな雰囲気が満ちあふれていましたが、実はとても気さくな方で、人と話をするのが大好き。CDリリース・パーティでお見かけした時も、ノン・ストップでしゃべっていました! 写真を撮影中は、「奥さんのことを考えれば、自然と笑顔がでるかな」と、愛妻家の一面も見せてくれたのでした。

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Back to Romance

2007年10月リリース。参加ミュージシャン:セシリオ&カポノ、ハパ、ロバート・カジメロ、ジェイク・シマブクロ、ジェフ・ピーターソンほか。

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Return to Romance

2006年10月リリース。参加ミュージシャン:ケアリイ・レイシェル、エイミー・ハナイアリイ、ライアテア・ヘルム、ブラザーズ・カジメロほか。

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