ハワイ州内にある私立校「カメハメハ・スクール」は、裁判所の承認が得られれば、カメハメハ・スクールのすべての幼稚園および小中高キャンパスにて、2026~27年度から授業料を徴収しないと発表した。
カメハメハ・スクール側は「ケ・アリイ・パウアヒの意図、E Ola!(生きよ!)の理念、そして首長と民衆の関係性に対する理解が深まるにつれ、授業料がカメハメハ・スクールの教育の現実や価値観をもはや反映していないことが明らかになりました。授業料は取引的な交換を暗示します。しかしカメハメハにおける責任は、決して支払いに由来するものではありません。それはアロハの精神、祖先との絆、そして準備から生まれるのです」」との声明を発表。バーニス・パウアヒ王女の基金によってすでに大部分が補助されている授業料が、今後は基金によって全額賄われるとしている。
なお、現在、カメハメハ・スクールに在籍している生徒の各家庭の経済的負担は、短時間制の幼稚園で約$3,000から、寄宿生の場合は$12,000ドル以上となっているものの、2025~26年度に徴収されたすべての授業料は、カメハメハのキャンパスや幼稚園以外でハワイ先住民に教育機会を提供するカイアウル基金に振り替えられるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ

