非営利団体のハワイ・フードバンクは、連邦政府の一時閉鎖に伴い、フードバンクの利用者が増加しているとして、オアフ島内各地での食料配布を開始している。
ハワイ・フードバンクのマーケティング・コミュニケーション担当ディレクターであるダニー・シュラッグ氏は「残念ながら、私たちはニーズの高まりをある程度予想していました。9月には状況を非常に注意深く監視していたため、積極的に食料の調達を進め、地域に十分な食料が行き渡るように追加購入を行っています」とコメント。さらに、一部の連邦政府職員は、議会が予算案を可決するまで無給で働いているほか、閉鎖が来月まで続いた場合は、11月の補助的栄養支援プログラムであるSNAP給付金が支給されないため、フードバンクはSNAPなどの多くのプログラムと連携して運営し、食料不安の幅広いニーズに対応していくとしている。
なお、ハワイ・フードバンクではSNAP受給者のみならず、連邦政府閉鎖の影響を受けた家族、連邦政府職員、さらには軍人世帯への支援を実施。連邦政府の一時閉鎖によって今まで以上に食糧支援の緊急のニーズが高まっているとして、市民に同団体への支援を呼び掛けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ

