ジェイクと振り返るスペシャルな2011年

ジェイクと振り返るスペシャルな2011年

2011年最後の「極上!ジェイク通信」は、この一年を振り返り、カイムキのお気に入りカフェでジェイクにインタビュー!

公開日:2011.12.26

更新日:2017.06.14

極上!ジェイク通信 Aloha To You

 アロハ!みなさん。
 いよいよ2011年もあとわずか…。みなさんにとって、この1年はどんな年でしたか?2011年最後の「極上!ジェイク通信」は、ウクレレマスターのジェイク・シマブクロさんに、ソロデビュー10周年の節目でもあったこの一年を振り返ってのお話を聞きました!インタビューは、カイムキにある「Coffee Talk」にて。ここはジェイク自身が大のお気に入りというカフェで、店名をそのままつけた曲を作ってしまったほどの場所なんですよ。以前は週に何度も通いつめ、ここで曲作りをしたという思い出のスポットでもあるそう。

 それでは、インタビューのスタートです!

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■スペシャルなことがいっぱいの2011年でした。

ーーーアロハ!2011年は、一言でいうとどんな年でしたか?
 うーん。とにかくスペシャルな1年でした。特別なことがたくさんありましたね。ジャパンツアーもとっても盛り上がりました。すごいと感じたのは、10年前に一緒に仕事をした人たちが、今も僕をサポートしてくれていること。2002年に日本で初めてツアーを行った時と同じメンバーが、今もツアーを支えてくれていたり、ずっと以前にお世話になった人がみんなで集まってくれたり。これってすごくレアなことですよね。しかも、それぞれ成長しあっているからお互いに発するパワーもすごい。人と人との温かいつながりに感動しました。

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ーーーそれはファンのみなさんも、ですよね。
 もちろん!ファンのみなさんには心から感謝しています。いつもサポートしてくれてありがとう。とくに日本のオフィシャル・ファンクラブ(JAKE KLUB)のメンバーの中には、10年どころかそれ以上応援し続けてくれてる人もいるんですよ。本当にすごいことですよね。今年のファンイベントも、すごく盛り上がりました!多くのファンのみなさんに会えて、とてもうれしかったです。

ーーーウクレレはもちろんですが、ジェイクの温かい人柄そのものに、周りのみんなが引き込まれるんでしょうね。
 そんなことないです…。でも、ありがとう(笑)。応援してくれる人みんなに、感謝の想いを伝えたいです。「イツモホントニ、アリガトウゴザイマス」!

ーーーツアー中には被災地へも行かれたとお聞きしました。
 はい。仙台でライブもしましたし、被災地の避難所へも行かせてもらいました。僕が行ったのは、震災から約半年が経ってからだったけれど、まだまだ大きく爪あとが残っている状態でした。いろんな感情が絡んで複雑な想いもあったのですが、でも避難所でウクレレを弾いたとき、それを聴いてみなさんが笑顔を見せてくれた。音楽ってすごい、とあらためて実感しました。音楽は癒しの特別なパワーを持っていることを再確認したんです。もちろん、それですべてが解決するわけじゃないかもしれないけど、音楽はやっぱりすばらしいし、今こそ必要なもの。だから僕は、ウクレレを弾き続けたいんです。

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ーーーハワイでも、日本から来た子どもたちのために演奏されましたよね。
 「レインボー・フォー・ジャパン・キッズ」のプロジェクトですね。言葉は通じなくても心は通じるし、音楽はその架け橋になります。子どもたちの笑顔や涙は忘れられません。ハワイにとって、日本はとても近くて大切な国だということも再認識しました。こういうことがあって、世界と日本、そしてハワイと日本の絆(コネクション)の強さをあらためて感じられたのは不思議な感覚でもありますね。

ーーーそしてハワイからは、今なおたくさんのアロハが日本に送られています。
 それこそ、プランテーション時代に「官約移民」として多くの日本人がハワイへやってきた頃から、日本とハワイの結び付きの歴史は続いています。大きな戦争を経て、お互いがいろいろなものを失い、そして学んできた結果、時間をかけて今のような特別な絆ができたんだと思います。だから、日本はハワイの一部?と感じるほど日本のことをみんなが心配している。Aloha for JapanやKokua for Japanなど、チャリティ活動も精力的で、心から被災地の人々を励まそうとしていますよね。

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ーーージェイクがマノアDNAのみなさんたちと3月13日に決行したチャリティライブも忘れられません。
 そう、震災の数日後。ホノルルフェスティバルの最終日でしたね…。とにかく自分たちにできることを今やらなくちゃ、と思いました。「ガンバッテ、ジャパン!」と叫んだあのときの気持ちは、もちろん現在も同じです。


■プライベートも充実、これからがさらに楽しみです!

ーーー2011年は音楽とは別の新しいチャレンジもありましたよね。
 日本のテレビ番組(NHK教育の「トラッドジャパン」)にレギュラー出演しています。実はNHKの人たちも、ずいぶん前から僕をサポートしてくれてるんですが、今回のプログラムはとても貴重な体験でしたね。お寿司を握ったり、能や和太鼓にトライしたり、焼き物や染物を作ってみたり…(笑)。日本のいろいろな文化に直接触れることができて、とっても楽しかったです!毎週木曜の夜23:00から放送しているので、ぜひ多くの人に見てほしいです。

ーーーそしてハワイではTVコマーシャルにシリーズ出演も!
 ファーマーズ・インシュアランスという保険会社のスポークパーソンになり、コマーシャルやイベントに出るようになりました。CM作りはすごく楽しいけど緊張するんですよ。ストーリーをすべて把握して「演じる」ことをしなくちゃいけない。僕はアクターではないので、演じることが苦手なんですよー(笑)。でも、こういうお仕事をさせてもらったことにも感謝しています。あ、このまま来年も続けることになっているので、新バージョンのCMも楽しみにしていてくださいね。ガンバリマス~。

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ーーープライベートでは「結婚」という節目もありましたが、それは音楽観にも変化をもたらしているのでしょうか?
 そうですね…。説明が難しいのですが、結婚式はとってもすばらしく神秘的でさえありました。多くの人に祝ってもらい、本当に幸せでした。日常生活ではお互いにサポートし合いながら、バランスを保っています。とても幸せです(笑)。

ーーー本当におめでとうございます!!
 僕の場合、生活と音楽は常にリンクしていて、音楽には実際の感情が何らかの形で反映されるんですね。たとえば、ブルースを演奏するなら失恋した時の感情を思い出すし、ラブソングなら実際のハッピーな気持を表現するとか、そういうこと。そして人間は本当に体験したことがないと、リアルな感情を表現することはできないと思うんです。想像しているのとリアルな体験は違うから。だから、結婚という僕にとっての新しい経験も、きっと音楽の新しい方向性につながっていくはず。もちろん、いい形でね。

ーーーうわー、なんだかこれからが楽しみですっ(笑)!
 2012年は、すでに大きなプロジェクトがいくつも企画されているんです。もしかしたら、来年は僕にとって「イチバン、イソガシイ、イチネン」になるかもしれませんよ。ぜひ、楽しみにしててくださいね~。あ、その前に。みなさん、すてきなホリデーをお過ごしください。そして、みなさんそれぞれにとって最高の新年が迎えられますように!!アロハ~♪

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 大好きなCoffee Talkでインタビューを終えると、オーナーのリズさんとばったり。「久しぶり!ジェイクは本当によく来てくれてたのよ。これからも、いつでも遊びに来てね」と満面の笑顔で迎えてくれていました。世界中を飛び回るスーパーウクレレプレイヤーのジェイクも、ホームタウンであるカイムキではとくにリラックスしているようでした。

 今年最後のジェイク通信、いかがでしたか?来年も、まだまだ連載は続きます。次回は2012年の予定について、インタビュー第2弾をお送りします。どうぞ、お楽しみに!

■■必見!2012年のジェイク in ハワイ情報!■■

 ★1月8日(日)11:00~
  ドン・キホーテ(Kaheka 店) 5周年記念&新年スペシャルライヴ

 ★3月3日(土) 19:30~
  マウイ・アーツ&カルチャー・センター(マウイ島)

 ※そのほかのツアー情報はこちらでチェック!

ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)

1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。

【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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