オアフ島では11月1日（土）より本格導入となっている速度違反取締カメラシステムが、運用開始直後から速度違反の切符を一通も発行していないことが明らかになった。当局では、過去7カ月間の同システムの試験運用期間中に50万件もの警告を発していた。

州当局によると、速度違反取り締まりカメラの本格導入後より違反切符がまったく発行されていない理由として、コンピューターのプログラミング上の不具合により切符の処理が滞っているためと説明。州交通局長のエド・スニッフェン氏は「これは単なる設定の問題で、可能な限り効率的に処理できるよう、バックエンドのソフトウェア設定に取り組んでいるところです」とコメントするとともに、システムの問題は今週末までに解決できる見通しであるとしている。

なお、当局では速度違反取り締まりシステムのさらなる拡大を計画。スニッフェン州交通局長は、取り締まりシステムの新たな設置場所として、公園の近く、高速道路の工事現場の近くや住宅地の上など、特に危険にさらされやすい場所にカメラを設置したいと考えているとしている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ