古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレアと姉妹船のヒキアナリアが、まもなくニュージーランドとして知られるアオテアロアへのモアナヌイアケア航海を開始する予定であることが明らかになった。
ホクレア関係者によると、当初の航海計画では、アオテアロアへの航海の途中にアメリカ領サモア、サモア、トンガに立ち寄る予定となっていたものの、気象と海象の予測により、アオテアロアへ直接航海することとなり、天候に恵まれた場合、11月14日前後にニュージーランド到着する予定であるとしている。
今回のニュージーランド訪問は、1985年にホクレア号が初めてニュージーランドに上陸してから40周年を記念するもので、歴史的にも文化的にも深い意義を持っている。
なお、ホクレアはニュージーランド到着後、南太平洋のハリケーンシーズンを乗り切るため、約6カ月間はニュージーランドに停泊予定で、ニュージーランド滞在中、カヌーと乗組員は、教育活動、リーダーシップ研修などに参加するほか、乾ドックでの修理とメンテナンスなどが行われる見込みとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ