ハワイ州のグリーン州知事と州当局は、2023年8月の大規模火災で焼失したマウイ島のキング・カメハメハ3世小学校の再建予定地を発表した。
当局では今回、キング・カメハメハ3世小学校の再建場所をラハイナ・バイパスの下にある14エーカーのクイア地区にすると発表。1億6,200万ドル規模の同プロジェクトは、ラハイナの旧フロントストリートから約0.6マイル離れた、津波浸水区域の上にある場所になるとしている。
グリーン州知事は「キング・カメハメハ3世小学校の再建場所の決定は、ラハイナの復興と回復における大きな節目で、マウイ郡と州全体の支援を受けたラハイナのコミュニティの回復力を示すものです」とコメント。マウイ郡のビッセン郡長も「子どもたちに故郷、文化、ルーツ、そして歴史との繋がりを育んでほしいという住民の声を反映しています」と語っている。
なお、当局ではキング・カメハメハ3世小学校の再建プロジェクトに関し、FEMA(連邦緊急事態管理庁)の補償基金の活用を検討しているほか、残額は、州の歳出、保険金、あるいはその両方で賄われる可能性が高いとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ