カイザーの医療関係者がストライキを承認

2025.09.28

日刊ローカルニュース

医療機関であるカイザー・パーマネンテの労働組合であるホスピタリティ・ヘルスケア労働組合「UNITE HERE Local 5」は、組合員の97%がストライキ承認に賛成票を投じたと発表。また、ハワイ看護師・医療従事者組合の所属している組合員の89%もストライキ承認に賛成票を投じており、今月末までに病院側との合意に至らない場合、いつでもストライキを呼びかけることができる状態となっている。

ハワイ看護師・医療従事者組合のテリ・カルバリョ・ルーク会長は「私たちはカイザーのために最善を尽くしています。そして、雇用主であるカイザーが、従業員である私たちを大切にしてくれることを確認したいと思っています」とコメント。人員増と公正な賃金の確保を要求するとしている。

今回のストライキ承認という結果を受け、カイザー・パーマネンテ・ハワイ側は「医療提供を中断させるいかなる脅威も深刻に受け止めており、万が一、ストライキが発生した場合でも、患者の皆さんが質の高い医療を継続的に受けられるよう、入念な計画を立てています。私たちが合意に向けて積極的に取り組んでいる最中に、組合幹部が医療提供を中断させる可能性のあるストライキを承認したことを残念に思います」との声明を発表している。

組合幹部によると、カイザー・パーマネンテとの地域交渉は4月に開始されており、現在も病院側と労働組合側との間で交渉が続けられているものの、今月末までに合意に至らない場合、組合幹部側はストライキを正式に開始する10日前までに病院に通知する必要がある。

なお、ローカル5は、病院助手や医療助手を含む1,900人以上のカイザー・パーマネンテ従業員を代表しているほか、ハワイ看護師・医療従事者組合は、看護師や臨床検査技師を含む1,200人のカイザー・パーマネンテ従業員を代表している。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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