PGAツアーのスタート地点としても知られる世界的に有名なゴルフコース「カパルアゴルフコース」が、9月2日(火)より約2カ月間にわたって一時閉鎖となることが明らかになった。
カパルカゴルフコース周辺では、干ばつとマウイ島で100年以上の歴史を持つ水道システムの運用をめぐる紛争に伴う水不足などでゴルフコースの芝生が劣化。ゴルフコース側は緩効性肥料の散布と営業休止を行うことで、健康な芝生が回復することを期待するとしている。
ゴルフコース関係者は「ゴルフコースには専門家がいますが、水の管理はできず、水のないゴルフコースの管理は不可能です。水不足が続いてコースがプレー不能になれば、来年のPGAセントリー・トーナメントの開催は極めて困難になるでしょう」とコメントするとともに、ゴルフコースの閉鎖は300人の雇用を失わせ、地域経済に悪影響を及ぼすだろうとしている。
なお、カパルアゴルフコースは現在、周辺の農家や住宅所有者らとともに、同地域に訴灌漑用水を供給する水道システムの維持管理を怠ったとして、マウイ・ランド・アンド・パイナップル社を提訴している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ