古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレアと姉妹船のヒキアナリアが、数週間の航海を経てタヒチのパペーテ港に到着した。
28日(土)にタヒチへ到着したホクレアは、1976年のホクレア号の処女航海を記念したカヌーの船団に歓迎されたほか、乗組員たちが「プラージュ・ホクレア」、または「ホクレア・ビーチ」と呼ばれるビーチに上陸した際には、何千人もの観衆も歓迎。カメハメハ・スクールの生徒たちに迎えられた乗組員たちは、タヒチアンダンサーたちとともに歓迎式典に参加した。
ホクレア号の航海士であるレフア・カマル氏は「1976年の航海がどれほど過酷だったかを考えると、今ここにいられて本当に嬉しいです。今回の航海には、あの時よりもより多くの女性船員も乗船していますが、彼女たちは力強く、賢く、自分の役割を果たしています。ここにいる全員が、この航海の乗組員として選ばれた以上、自分の役割を果たし、能力を発揮しなければなりません。そして、ここにいる全員が非常に有能です」とコメントしている。
なお、ホクレアの次の目的地はマタイエア島とモーオレア島となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ