古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレアと姉妹船のヒキアナリアは3日(火)、ハワイ島ヒロを出港。タヒチへ向けての航海を開始している。
ホクレアとヒキアナリアは、2023年に「モアナヌイアケア(地球への旅)」と呼ばれる新たな4年間の航海に臨む予定となっていたものの、2023年8月にマウイ島で発生した大規模火災などを受け、航海予定を変更していた。
ポリネシア航海協会会長で船長のナイノア・トンプソン氏は「出発はいつも辛いものです。家や家族と離れるのは本当に辛いです。でも、私たちはこの航海が有意義なものになり、私たちの目的と使命を明確にして航海することで、変化を起こせると信じています」とコメントしている。
なお、ホクレアとヒキアナリアはタヒチへ向けて航海を進め、その後、南太平洋を経由して太平洋横断航海を再開し、途中ニュージーランド、日本、メキシコ、中南米などに立ち寄り、2028年ごろに航海を終了する見込みとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ