UH(ハワイ大学)は、ハワイ諸島各地に設置された観測所の現在の気象状況を確認できる「ハワイ・メソネット・システム」を構築。ハワイの最新天気予報情報を提供するウエブサイトを一般にも公開している。
今回UHが構築した「ハワイ・メソネット・システム」は、複数の気象条件を測定する自動気象観測所を相互接続したネットワークで、各観測所の、気温、降雨量、風速、湿度、日射量、土壌水分など、様々なデータを記録しているほか、15分ごとにリアルタイムで各地の気象データが更新されている。また、過去3日間と7日間の気象データのアーカイブの閲覧も可能で、ハワイの気象状況を把握できる最も包括的な情報源の一つとなっている。
ハワイ・メソネットのプロジェクトリーダーであるトーマス・ジャンベルーカ博士は「ハワイ大学は、気象予報、天然資源管理、農業、牧場経営、緊急管理、そして異常気象への対応など、様々な目的のためにこのシステムを設立しました」と説明。すでに、山火事リスクマップなどのツールの作成や洪水発生の可能性を注視する目的など、さまざまな気象情報の提供の場として活用されているとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ