ハワイ大学ウェンディ・ヘンゼル学長は、トランプ政権が同大学への3千万ドルの助成金を停止したと発表した。
ヘンゼル学長は同校の理事会で「4月15日現在、36の研究プログラムが中止、作業停止命令、または段階的に廃止されています。これらのプログラムは連邦政府の資金約3,000万ドルに相当し、40人以上の職員に影響を与えています」とコメント。対象となっているこれらのプログラムは、連邦政府によってもはや優先されていないもので、多様性、公平性、包摂性、アクセシビリティ、持続可能性、再生可能エネルギー、気候変動、マイノリティの健康格差に関する研究が含まれているとしている。
ハワイ大学は、現時点で具体的にどれだけの職員が職を失うかは不明だとしているるものの、3月13日の時点でヘンセル学長は、ハワイ大学が連邦政府資金によって雇用している1万6,000のポジションのうち、200~2,500のポジションが消失する可能性があると推定している。
なお、UHに対する助成金の停止を受け、マキキ地区選出のデラ・オー・ベラッティ民主党下院議員は、連邦政府の予算削減により、議員が特別会期を開く可能性があるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ