ハワイ州当局は、約20年前に自然界で絶滅したとされている貴重なハワイ固有の鳥「ハワイガラス(Alala)」5羽を、マウイ島ハレアカラ山に放鳥した。
今回のハワイガラスの放鳥プログラムは、州土地局、米国魚類野生生物局、マウイ森林鳥類回復プロジェクト、サンディエゴ動物園野生生物同盟とのパイロットプログラムの一環として行われたもので、マウイ森林鳥類回復プロジェクトの研究現場監督、マーティン・フライ氏は「ハワイガラスは完全に絶滅する寸前でした。今回、私たちが救おうとしているのは本当に貴重な種であり、貴重な種の回復への道を進めることができるよう願っています」とコメントしている。
なお、今回放鳥された5羽のハワイガラスは、キパフル森林保護区内を自由に飛び回り、新しい環境に適応できるよう生物学者とスタッフのチームによる監視が続けられることとなる。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ