ハワイ島のハワイ火山国立公園当局は、キラウエア山頂での地震活動が活発化しているとして、特定のトレイル、展望エリを一時的に閉鎖。訪問者に対し、来園前に最新の情報を入手してから来園してもらいたいと呼び掛けている。

USGS（アメリカ地質調査所）によると、18日（水）の午後の時点で24時間以内に86回の地震を観測。16日（月）には23回、翌17日（火）には136回の地震が観測され、特にキラウエア山の南側での地震回数が増加しているとして、火山天文台のスタッフが地震活動を注視中であるとしている。

地震の増加に伴い、当局ではハワイ火山国立公園内の2つのトレイルへの一般の立ち入り禁止にしているほか、18日（水）には、新たにマウナ・イキ・トレイルとカウ砂漠/フットプリント・トレイルなどを閉鎖。火山活動の活発化によって火山ガスの上昇、危険な溶岩活動、被害をもたらす地震などが発生する可能性があり、安全性を確保するために該当地域への立ち入りを一時制限することになったとしている。

なお、キラウエア山で最後に噴火活動が確認されたのは9月10日（日）で、その際の噴火活動は6日間のみだった。また、同山では今年1月と6月にも噴火が起きている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ