ハワイ州のグリーン州知事は、火災で大きな被害を受けたマウイ島に関し、ラハイナを含む西マウイ地区の一部の地域では引き続き訪問者の立ち入りが制限されているものの、島のほかの地域は問題ないとして、地域経済活性化のためにもマウイ島へ訪れてもらいたいと呼び掛けている。
火災前には国内からマウイ島に毎日約7,000人が到着していたものの、現在の到着者数は2,000人を下回る水準で推移。マウイ島のカフルイ空港には、草原にレンタカーが列をなして駐車している様子が確認され、 レンタカー会社のスタッフは、これほど多くの駐車場が満車になったのは新型コロナウイルスのパンデミック以来、初めてのことだとコメントしている。
グリーン州知事は「マウイのほかの地域はすべて安全でオープンです。マウイ島を訪問することが地元経済を支援し、現在苦しんでいる人々の回復を早めることができるでしょう」と島への訪問を訴えるメッセージを紹介するとともに、訪問者に対し、今なお多くの被害者が行方不明となっている西マウイ地区には絶対に近づかないようにしてもらいたいとのコメントも同時に発信している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ