ハワイ州のグリーン州知事は2日(金)、2つの新たな銃規制法案に署名を行った。
今回、グリーン州知事が署名した銃規制法案では、州の建物、公園、公共交通機関、アルコールを提供する企業、学校、病院など、公共の場への銃器の持ち込みを制限。また、州の公立学校とチャータースクールで、銃乱射対応訓練を義務付けている。
全米では住民10万人当たり銃による死亡者が11.9人となっているものの、ハワイでは住民10万人当たり銃による死亡者が平均3.8人で、全米でマサチューセッツ州に次いで2番めに銃による死亡率が低い州となっているものの、グリーン州知事は新たな銃規制法案を施行することで、ハワイが国内で最も銃による死亡率が低い州になるよう、できる対策は何でも取り入れるとしている。
米国では、連邦最高裁判所がけん銃の携帯を制限しているニューヨーク州の州法について、銃を所持する権利を保障する憲法に違反しているという判断を示したことを受け、銃器の携帯を求める市民からの申請が増加。ホノルル市やハワイ郡では、公共の場への銃器の持ち込み制限する法案が施行されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ