嗜好用大麻の合法案が上院本会議に

2023.03.03

日刊ローカルニュース

ハワイ州の2つの上院委員会では2日(木)、州内で嗜好用大麻を合法化とする案が承認され、今後、上院本会議でさらなる検討が行われることが決定した。

全米で嗜好用大麻を合法化している州では、大手業者による余剰大麻の市場流出などで大麻の価格の暴落などの問題が発生。今回、消費者保護委員会と生活向上委員会で承認された提案は、5,000平方フィート以下という小規模な事業者を重視しているほか、栽培業者、製品製造業者、小売業者にはそれぞれ個別のライセンスを与え、個々の企業が保有できるライセンス数にも制限を設けるなど、州内の小規模な認可栽培業者を奨励するような内容となっている。

今回、嗜好用大麻の合法案を委員会に提出した上院消費者保護委員会のジャレット・ケオホカロル委員長は「今回提出した法案は、大企業による嗜好用大麻ビジネスの独占を回避する目的があるほか、大麻が州内の新たな分散型農業になることを望んでいます」とコメント。嗜好大麻の合法化は、安全性を確保し、しっかりとした規制を行うことが求められているとしている。

なお、今回上院本会議で検討される嗜好用大麻の合法案は、上院本会議を通過する見込みで、通過後は下院議会での検討が行われる。下院議長のスコット・サイキ氏は、下院でも同案の支持者が過半数を占める可能性があるものの、嗜好用大麻の合法化には様々な規制等のシステム構築が必要となっており、今年中に法制化の準備は整わない可能性が高いとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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