キヘイの新高校の開校時期が不明に

2023.02.11

日刊ローカルニュース

マウイ島キヘイ地区では、新高校として建設が進められていたクラニハコイ高校が完成したものの、今後数年にわたって開校できない可能性があることが明らかになった。

州の土地利用委員会は9日(木)、高校の周辺に高架道路のような立体交差の横断歩道を州が建設するまで、学校への生徒の受け入れはできないと発表。10年以上にわたって新高校での生徒の受け入れを待ち望んでいた住民からは失望の声があがっている。

当局によると、土地利用委員会は10年前、新しく建設される高校に生徒が安全に通学できるよう、横断歩道を建設するよう教育省に指示。しかし、州はピイラニハイウェイの交通量を減らすため、横断歩道ではなく2車線の環状交差点を建設しており、土地利用委員会側は、ピイラニハイウェイを横断して高校に通学することになる生徒の安全性が確保できていないとしている。

なお、高架道路のような立体交差の横断歩道の建設には5年ほどかかるほか、最大で2,000万ドルの費用が必要になると試算されており、当局では新高校の建設に1億2千万ドルが投じられたほか、環状交差点の建設に1,600万ドルが必要だったため、現時点で立体交差の横断歩道の建設のための資金も不足しており、新高校の開校時期は不明であるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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