ホノルルを含む複数の地域でヴォグを観測

2023.01.10

日刊ローカルニュース

ハワイ島のキラウエア火山で進行中の噴火による排気が、火曜までにほとんどのハワイ諸島に届き、ホノルルのダウンタウンを含む複数の地域で、ヴォグの噴煙や火山のもやが観測された。

ハワイ・インターエージェンシー・ヴォグ・インフォーメーション・ダッシュボードによると、キラウエア山頂のハレマウマウ・クレーターでの噴火で、1日あたり3,560トンのガスが放出されている。
一次ガスは二酸化硫黄で、無色のガスが大気中で反応し、もやとして見える微粒子に変化する。東南東から吹く弱い風が、寒冷前線を前に流れを変えている影響でハワイ諸島にヴォグが発生しやすくなっている。
風はハワイ島で特に弱く、キラウエア山の北側の地域で最も濃度の高いヴォグが予測されている。

ハワイ州保健省は、ケアアウのカメハメハ・スクールのキャンパスにあるセンサーの大気質指数が105と、敏感な人にとっては健康に影響のある大気質であると報告。ワイコロアでの大気質指数は54、ホノルルでは53と、中程度の大気汚染レベルとなっている。

喘息患者は二酸化硫黄の影響を受け、咳、目、鼻、喉の炎症などの症状を伴うことがあり、心血管疾患のある人、高齢者、乳幼児、子供、新生児または妊娠中の母親もヴォグの影響を受ける可能性があるとしている。

予報によると、風向きは水曜遅くまでに北北東から変化し、噴煙が南に押し出され、ハワイ島を除くハワイ諸島から遠ざかる見込みだ。ハワイ島では、ヴォグの影響は再びキラウエアの南西に移動するとされている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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