ワイピオ渓谷道路の閉鎖を一部解除

2022.09.05

日刊ローカルニュース

ハワイ郡当局が、島北部のハマクア地区にあるワイピオ渓谷へのアクセス路であるワイピオ渓谷道路の利用制限を行っていることに対し、ネイティブハワイアンの人々などが参加しているコミュニティグループのMalama I Ke Kaio Waipioのメンバーが、ハワイ郡とロス郡長を提訴していた裁判で、ワイピオ渓谷道路の閉鎖が一部解除される見通しであることが明らかになった。

ハワイ郡のロス郡長は今年2月、ワイピオ渓谷道路での落石と浸食の危険があるとして、道路の利用をワイピオ渓谷の住民、農家、不動産所有者、リース所有者のみとすることを決定。Malama I Ke Kaio Waipioのメンバーなどは、断崖絶壁で囲まれたワイピオ渓谷はハワイアンの人々にとって聖地ともされている場所であり、その大切な場所へ一部の人を除いてアクセスできない状況にしているのは違法であると主張していた。

Malama I Ke Kai o Waipio側は今回、ワイピオ渓谷道路の利用制限に関して郡と合意に達したと発表。この合意により、ハワイ島の住民とハワイ先住民は、居住地に関係なく四輪駆動車でワイピオ渓谷にアクセスすることができるようになるほか、ライセンスツアーも再開できるようになるとしている。

いっぽう郡当局側は、現時点ではワイピオ渓谷道路の安全性が確認されておらず、アクセス再開のための具体的な計画を検討中であるとコメント。Malama I Ke Kaio Waipio側と道路の利用再開に関して合意に至ったものの、引き続きしばらくの間は道路の一時閉鎖を継続するとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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