マウイ郡では24日（月）より、郡内でのワクチン接種完了の定義を変更。郡内にあるレストラン、バー、ジムなどを利用する場合、ブースター接種を受けたことを証明するか、または陰性証明を提示することを求める新たな措置が開始となっている。

マウイ郡では当初、8日（土）より新型コロナウイルスのブースター接種でワクチン接種完了とする措置を開始するとしていたものの、郡内でのブースター接種率が23%だったために、開始時期を延期。より多くの人がブースター接種を受けることができるよう、2週間の猶予を設けていた。ただし、2週間の猶予期間を経た後も、マウイ郡内でのブースター接種率は28%にとどまっている。

なお、マウイ郡は州内で初めてワクチン接種完了の内容にブースター接種を盛り込んだ郡となったものの、今後数週間で同様の措置がほかの市や郡にも拡大するとの見方もあり、州内にあるレストランやジムなどの経営者からは、州経済の復興が優先される中、ブースター接種をワクチン接種完了の定義として求めることは、地元民だけでなく、観光産業にも大きな脅威を与えることなるのではないかという声もあがっている。

参考：KITV4