専門家がオミクロン株による感染者増加を懸念

2021.12.18

日刊ローカルニュース

ハワイ州内で新型コロナウイルスの感染者や入院者数の予想などを行っているハワイ・パンデミック・アプライド・モデリング・ウォーク・グループ(Hawaii Pandemic Applied Modeling Work Group)では、州内でオミクロン株の感染拡大が続いた場合、今月末までにオアフ島で1日あたりの新規感染者数が500名超となる可能性があるとして警戒を強めている。

同グループによると、新型コロナウイルスのオミクロン株については、現時点で不明点が多く、オミクロン株の感染拡大が続いているほかの地域での状況を入手するなどして今後の経過を予想。来月にはハワイ州内で確認される感染者の多くがオミクロン株の感染者になっている可能性は非常に高いとの見方を示している。

ただし同グループは同時に、現時点でワクチン接種者がオミクロン株に感染した場合の入院率は低くなっており、ワクチン接種率が高いハワイ州では、ホノルル市が現在の規制緩和策を継続した場合でも、デルタ株の感染拡大時のように、入院者数の急増といった状況には陥らないのではないかとの予想も明らかにしている。

ハワイ・パシフィック・ヘルスの最高品質責任者であるメリンダ・アシュトン博士は「感染者数が増加することで、入院者数も増加する可能性はあるものの、現時点で病院の収容人数に問題はありません。新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を受けた人は、最初の接種を受けた人や全く接種していない人に比べて、オミクロン株に対する防御力がかなり高いとされており、自分の身を守るためにもブースター接種を受けることを推奨します」とコメント。市民に対してブースター接種を行うよう呼び掛けている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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