海軍の別の水道システムからディーゼル燃料を検出

2021.12.09

日刊ローカルニュース

ハワイ州保健局は8日(水)、オアフ島のアイエア・ハラヴァ地区のシャフトより採取された水から、飲料水の安全基準の2倍以上にあたるディーゼル燃料が検出されたと発表した。海軍当局は先週、近隣のレッドヒル地区にある飲料水用の井戸より化学物質を検出しており、海軍の水道システムの汚染がこれまで考えられていたよりも広範囲に及んでいる可能性が浮上している。

当局によると、8日(水)の時点で、米軍関係施設や住宅のほか、民間に飲料水を供給している海軍当局が管理している3つの井戸のうち、2つの井戸で石油汚染物質の陽性反応が確認されており、海軍では、レッドヒル地区の井戸の利用を一時的に停止したほか、アイエア・ハラヴァ地区の井戸も先週金曜日より停止している。

ハワイ州環境衛生局の副局長であるキャスリーン・ホー氏は、「今回確認された汚染物質のレベルは公衆衛生上の脅威であり、安全な飲料水ではありません。現時点で海軍の水系に石油化学物質が混流した原因が不明であることを考えると、今回の汚染問題は憂慮すべきものです。私たちは市民の健康と環境を守るために、可能な限りの対策を講じていきます」とコメントしている。

ホノルル水道局では予防措置として、1日当たり約185万ガロンの水を供給しているアイエア井戸とハラワ井戸の2つの井戸を一時停止。現在、公共の水道システムに影響がないかどうかのテストを行っており、テストの結果は来週末にも明らかになる予定であるとしている。

なお、厚生労働省は、海軍の水道システムを利用するすべての人に対し、飲料水、料理、口腔衛生への使用を控えるよう勧告している。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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