オアフ島ダウンタウンにあるイオラニ宮殿では、ハワイ王国最後の王として知られるデイビッド・カラカウア王の185回目の誕生日を記念して、王の衣装を再現。宮殿内にある玉座の間では、カラカウア王が戴冠式の際に身に着けていた衣装の複製品などが展示されている。
今回、カラカウア王の衣装の複製を作成したのは、ハワイ島在住の歴史的衣服デザイナー、アイリス・ヴィアクルスィス氏で、同氏は衣装の複製作成作業について「今回の複製の作成作業では、王に関して、パスポートの写真以外にはあまり情報がありませんでしたが、王の身長を知るために、王が花瓶の横に立っている写真などを活用しました。幸い花瓶は現存しているので、その写真を活用して王の身長を計測しました」とコメントしている。
なお、イオラニ宮殿行われている展示では、カラカウアの王の衣装の複製のほか、カピオラニ女王のレイ・フルや孔雀の羽のガウンなど、ヴィアクルシス氏が製作したほかの3つの作品も一緒に見学することができる。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ