ハワイ州保健局が発表した最新のデータで、州内で今年に入って新型コロナウイルスに感染して亡くなった死亡者の約93%が、新型コロナウイルスワクチンの未接種者であったことが明らかになった。
当局によると、今年1月以降、州内で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人のうち、ワクチン接種者は36名、ワクチン未接種者は447名で、亡くなった人の約93%が新型コロナウイルスワクチンを接種していないかったとしている。
保健局では、2021年1月1日から9月30日までの間のデータを分析した結果、ワクチン接種を完了していた59歳までの人は、ワクチン未接種者と比較して新型コロナウイルスに感染して死亡する率が34倍低かったほか、60歳以上では、ワクチン接種を完了している人の死亡率は9倍低かったことが明らかになっている。
また、同じ期間に新型コロナウイルスに感染して入院した患者のうち、146人がワクチンを接種していたのに対し、ワクチン未接種者の入院者数は1,659人だった。
当局では、ワクチンを接種することで、ウイルスの影響を軽減することは可能であるとして、市民に対してワクチンを接種するよう推奨している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ