州内の医療施設で一般入院者が増加

2021.11.13

日刊ローカルニュース

ハワイ州危機管理局が発表した最新データで、州内にある医療施設に入院している新型コロナウイルスの感染者の人数は減少しているものの、それ以外の症状で入院している患者の人数が、パンデミックのピーク時の数字を上回っていることが明らかとなった。

最新データによると、9日(火)の時点での州内の医療施設に入院している患者の人数は2,400名で、そのうち新型コロナウイルスの感染による入院者数は全体の3%未満にあたる60名となっている。なお、パンデミックピーク時の州内の医療施設での入院患者数は2,365人で、現在の入院者数を下回っていた。

関係者は、病院が満床状況に陥っていることについて、パンデミックの際に必要な医療を受けられなかったり、治療を後回するなどした患者が増加し、その結果、多くの患者が早期に治療を受けた場合よりも重症化し、入院期間が長くなっているためであるとしている。

ハワイ健康管理協会のCEOであるヒルトン氏は「いくつかの病院では、本土からの派遣スタッフに連絡を取り、すでに181名を臨時契約に切り替えているほか、さらに約150人の巡回看護師や現場スタッフの受け入れにも取り組んでいるようです」とコメント。各医療施設では入院患者数の増加に対応すべく、さまざまな対策をとっているものの、州内の大規模医療施設であるカイザー・パーマネンテで11月22日(月)より、約1,800名の職員のストライキが予定されており、今後、入院患者数を制限したり、患者を別の医療施設に移送する必要が出てくる可能性もあるとして、州内での医療施設での状況悪化について懸念を表明している。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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