ハワイ州とホノルル市当局が発表した最新データで、新型コロナウイルスのワクチンの接種義務措置に違反したとして解雇された職員は数名のみだったことが明らかになった。
当局によると、約13,000名の州公務員のうち、新型コロナウイルスワクチンの接種義務に違反したとして解雇されたのは3名だったほか、ホノルル市でも、約10,000名の市公務員のうち、接種義務違反で解雇されたのは5名となっている。
ホノルル市議会のトミー・ウォーターズ議長は、先週行われた市議会の委員会で、「警察官、消防士、そして救急隊員の中でワクチン接種義務違反で解雇された人はいません」とコメント。市の人事部長であるノエル・オノ氏は、市当局に提出された948件の医療や宗教を理由にしたワクチン接種免除申請のうち、370件が承認され、106件の申請者からの詳細情報を待っている状態となっているほか、約358人はこれから審査を受けることになるとしている。
当局では約2カ月前、州とホノルル市の公務員に対して、ワクチン接種を義務付けると発表。ワクチン接種の証明書を提出できない場合は、ワクチン接種免除を申請し、毎週、新型コロナウイルスの検査を受ける必要があるほか、証明書の提出や検査の受診を拒否する場合には、解雇となる可能性もあるとしていた。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ