キラウエア山が再噴火

2021.09.30

日刊ローカルニュース

ハワイ火山観測所は29日(水)、ハワイ島のキラウエア山のハレマウマウ火口内で新たな噴火活動が確認されたと発表。キラウエア山の警戒レベルを引き上げている。

ハワイ火山観測所の科学者であるケン・ホン氏によると、噴火は29日(水)15:20頃にスタート。現時点で溶岩は火口の中に閉じ込められている状態で、火山国立公園近隣の建物や近隣のコミュニティへの脅威はないものの、噴火により大量の噴煙が上がっているため、火山ガスや激しい霧が懸念されるほか、火口から吹き出す岩石や空気中に浮遊する「ペレの髪」と呼ばれる繊維状の溶岩などにも注意が必要であるとしている。

ハワイ火山国立公園のスポークスマン、ジェシカ・フェラケイン氏は、火山が再噴火したことで公園の来園者が急増する可能性があると予想されており、29日(水)の時点ですでに通常よりも多くの来園者が確認されたとしている。

なお、専門家によると、今回の噴火が今後どのくらいの期間続くかは不明となっているものの、過去60年ほどの間に発生したカルデラ内の噴火では、噴火後約1年以内に活動が収束することが多く、今回の噴火も2018年に発生した大規模な噴火とは大きく異なり、山頂周辺でのみの活動となる見込みで、2018年の時のように民家やコミュニティに大きな影響を与える可能性はないだろうとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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