オアフ島のホノルル動物園は12日(木)、同園で飼育していたチンパンジーの「ロスコ―(Roscoe)」が永眠したと発表した。48歳だった。
ホノルル動物園のリンダ・サントス園長は、ロスコ―は加齢による合併症を発症。これ以上の治療を行って苦しませるのは得策ではないとして、最終的にホノルル動物園の獣医師が安楽死の処置を取ったとしている。
ロスコ―は、1994年にセントルイス動物園からほかの6頭のチンパンジーとともにホノルル動物園に迎え入れられ、長年にわたって動物園の職員や来園者から親しまれていたほか、ホノルル動物園でタツ、キバレ、ケアロハ、ナルの4頭の父親としても知られていた。
チンパンジーは、中央アフリカと西アフリカに生息している絶滅危惧種で、飼育下での平均寿命は32~40年とされている。
参考:KITV4