ハワイ州のジョシュ・グリーン副知事は9日(金)、イゲ州知事に対し、州が定めている屋内でのマスク着用義務案の撤廃を要請したことを明らかにした。
グリーン副知事は、屋内でのマスク着用義務案について「マスクを着用することはワクチン未接種の人々に対しては依然として推奨されるべきですが、法律によって義務付けられてはならないです」とコメント。ワクチン接種が完了している場合には、マスク着用を義務化するべきではないとしている。
今回の副知事の要請に対し、州知事側は、新型コロナウイルスのデルタ株は依然として懸念事項となっているほか、11歳以下の子どもはまだワクチン接種を受ける資格がないため、今後の規制緩和についても慎重に検討を進めながら行っていきたいとしている。
ハワイ州では、9日(金)の時点で、人口の約58.1%がワクチン接種が完了しているほか、過去7日間の新型コロナウイルスの平均感染者数は43名で、現在州内で47名が新型コロナウイルスの治療のために入院している。
グリーン副知事は、ハワイはほかの州と比較して、新型コロナウイルスの症例数が少なく、ワクチン接種率が国内で最も高い州であり、市民に対して、ワクチン接種を行うよう促している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ