ハワイ州保健局の最新データで、ラナイ島の住民の約80%が第1回めの新型コロナウイルスワクチンの接種を終えており、来週末までには住民の約70%のワクチン接種が完了する見込みであることが明らかになった。
州当局では、3月下旬にラナイ島での新型コロナウイルスワクチンの接種対象年齢を15歳以上に拡大。接種年齢を拡大したばかりの時点では、新型コロナウイルスのワクチンの供給量が少なったものの、当局ではラナイ島を州最初の集団免疫を獲得した島とするため、必要なワクチンを供給。しかし、ワクチン接種対象年齢拡大約3カ月が経過したものの、集団免疫を獲得したとみなされるワクチン接種率85%には到達していない。
専門家は、ワクチンの接種率が当初の希望通り進んでいない理由として、ワクチン接種に対して躊躇している住民が一定数いるためではないかとの見方を示している。
なお、ラナイ島の医療に従事しているジョン・ジョニコウォスキー博士は、ラナイ島でのワクチン接種率が集団免疫を獲得したとみなされるレベルまでに達するのは、子どもたちが学校へ戻る8月ごろになるのではないかとしている。
参考:KITV4