ハワイ州保健局が発表した地域別での新型コロナウイルスのワクチン接種率に関する最新データで、オアフ島のカポレイ地区やワヒアワ地区でのワクチン接種率が低い傾向にあることが明らかになった。
最新データによると、カポレイ地区のワクチン接種率は35%以下と低く、反対にハウウラ地区、クロウオウ地区、アイエア地区からダウンタウンにかけての地区のワクチン接種率は70%以上となっている。
関係者のひとりはカポレイ地区は、教育水準や収入も高めの地域で、ワクチン接種率が低い理由が不明であるとするものの、カポレイ地区の住人からは、コミュニティ内でワクチン接種ができる場所があまりなく、ワイアナエ地区など別のコミュニティでワクチンを接種する必要があったとコメントしている。
また別の関係者は、カポレイ地区には軍関係者も多く居住しており、軍関係者はワクチンを接種する際に、連邦政府機関のコネクションを活用しており、州当局の地域別ワクチン接種率データには含まれていないことも同地区のワクチン接種率が低い一因である可能性があるとしている。
当局では、5日(土)にカポレイ地区にあるスケート場で大規模なワクチンクリニックを開催するなど、同地区でのワクチン接種率が上昇するような対策を取っていきたいとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ