オアフ島ホノルル中心部で利用されている自転車シェアプログラム「Biki」を展開しているバイクシェアハワイは、利用者の減少を受け事業が存続の危機に直面しているとして、今後数カ月間に、島内にある40~50のBikiステーションの撤去を検討していることを明らかにした。
今年で運用4年となるBikiは、便利なバイクシェアプログラムとして人気を集め、2019年の年間乗車回数は140万回を達成していたものの、新型コロナウイルスのパンデミックによって利用者が激減。バイクシェアハワイ関係者は、オアフ島内にある約130のBikiステーションのうち、約40~50のBikiステーションの撤去を検討するとともに、今後3~6カ月の間に財政的な支援等が受けられない場合、同プログラムが終了する可能性もあるとしている。
バイクシェアプログラムのエグゼクティブディレクターは、バイクシェアプログラムが、都市のモビリティ戦略に緊密に統合されることを望んでおり、将来的にザ・バスの乗車時に利用されるホロカードをBikiの利用時にも活用できるようになる可能性もあるとコメント。
ホノルル市のブランジアーディ市長も「関係各所に対し、バイクシェアプログラムについて、財務データと運用データーの収集を行うよう依頼しました。データーを収集することで市当局ではバイクシェアプログラムの必要性と継続に関するオプションについて検討することができるでしょう」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ