ハワイ州保健局が発表した最新調査で、州内にある高齢者施設での新型コロナワクチンの接種率が、全国でも非常に高水準であることが明らかになった。
今回発表された最新調査には、州内にある45の施設のうち41の施設が参加。州内にある13の施設では、すでにスタッフの90%以上が新型コロナワクチンの接種を受けているほか、平均して州内にある介護施設やそのほかの介護施設のスタッフのワクチン接種率は、全米平均の38%のおよそ2倍となる78%となっているほか、長期介護施設の居住者の予防接種率も全米平均の78%を上回る90%となっている。
ヘルスケア協会の社長兼最高経営責任者であるヒルトン・レーセル氏は、州内での高齢者施設でのワクチン接種率が高い理由について「ワクチンに関すると認知度の上昇と、州内にある薬局チェーンによる協力が、時間の経過とともにワクチン接種率の上昇に貢献したようです」とコメントしている。
なお、高齢者施設のスタッフや居住者のワクチン接種は進められているものの、一般市民へのワクチン接種はこれから行われるため、家族や友人による高齢者施設訪問再開までにはもうしばらく時間がかかるとみられている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ