新型コロナウイルスの感染拡大防止にともなう外出禁止令が出ているラナイ島の住民のために、マウイ島の非営利団体や企業などが協力し、食料品や日常生活品などの寄付品を届ける「Door Step Box Donation」プログラムが立ち上げられている。

ラナイ島では30日（金）の時点で、島内での新型コロナウイルスの感染者が約100名となっており、島内では不要不急の外出を制限する外出禁止令が発令されており、今回、非営利団体のフードバンクや企業などが協力し、ラナイ島の約2,000世帯に寄付品が届けることを目的としたプログラムがスタートしている。

関係者のひとりは「今年3月からラナイ島のサポートを必要としている人々に対する援助活動を行っているものの、新型コロナウイルスに感染した人の話や、買い物に行くことができない人の話などを聞いて、緊急に支援が必要だと感じました」とコメント。31日（土）と11月1日（日）にカフルイ地区で寄付品や寄付金を集めるイベントも開催している。

なお、集まった寄付品などは、フェリーでマウイ島からラナイ島に搬送され、ラナイ島到着後は、島内にいるボランティア団体が、各家庭の玄関先に物資を届けるシステムとなっている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ