ホノルル市長が経済再開活動の規制緩和の可能性を示唆

2020.10.09

日刊ローカルニュース

ホノルル市のコールドウェル市長は8日(木)、オアフ島内での新型コロナウイルスの新規感染者数の増加率が抑制されてきているとして、2週間後の10月22日(木)より、経済活動再開のために導入している4段階の緩和システムを「ステージ2」へ移行できる可能性が高まったと発表した。

オアフ島は現在、4段階の経済再開緩和システムの「ステージ1」で、公園やビーチ、ハイキングトレイルなどの利用が最大5名まで認められているほか、商店やレストラン、サロンなどの営業再開も許可されているものの、レストランの店内飲食は1テーブルにつき同世帯で最大5名までなどの規制が設けられている。

コールドウェル市長は記者会見で「オアフ島内での1日あたりの新型コロナウイルスの新規感染者数は、過去1週間で平均71名、陽性率は3.1%となっており、今後2週間で感染者数が激増しない限り、経済再開緩和システムをステージ2に格上げすることができると考えています」とコメント。ステージ2に移行した場合には、世帯が異なる友人同士などでもレストランでの店内飲食が1テーブルにつき5名まで可能となるほか、ジムやフィットネスセンターも収容率25%までで屋内営業の再開が可能となる。

市長は「10月15日(木)よりハワイ到着後14日間の自主隔離措置を条件付きで免除する新型コロナの事前検査プログラムが導入されることで、ハワイでの感染率が上昇する可能性はあるものの、観光業の再開は地域経済にはプラスに働くはずです」とコメント。感染拡大を防ぐには、各人がマスクの着用やソーシャルディスタンスの保持など、感染拡大を防ぐためのガイドラインに沿った行動を取ることが不可欠であるとし、市民に対し、感染拡大を防ぐ行動を引き続き順守するよう協力を求めるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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