オアフ島カイムキ地区で46年間にわたって営業していた薬局の「ピルボックス・ファーマシー」が閉店することが明らかになった。ピルボックス・ファーマシーは、州内に10件ほどのみ営業を続けている独立型薬局の中の1店舗だった。
ピルボックス・ファーマシーのオーナーのストゥー・マッカヘニー氏は閉店について、過去数年の間に大手の薬局チェーンが島内のあちこちに開業したり、ウエブサイトでの販売を行うなど、競合相手が増加したことと、新型コロナウィルスのパンデミックが原因であるとコメント。同店は自宅待機令発令中も営業を許可されているものの、薬局で処理される処方箋薬は1日あたり10件未満となっていた。
なお、同店の最終営業日は、オーナーの父であるジェームスリー氏が薬局の営業を始めた1974年11月か46年めとなる11月14日で、同店には最高年齢110歳の顧客など、多くの顧客がいるため、閉店することでコミュニティに影響を与えることになるのが申し訳ないとし、薬局閉店後も顧客のサポートができるよう引き続きウエブサイトでの支援を行いたいとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ