ハワイ諸島にハリケーン「ダグラス」が接近していることに伴い、ハワイ州内各地のスーパーマーケットなどで、必要な物資を買い求めようとする市民が長蛇の列を作った。

オアフ島イヴィレイ地区にある大型会員制の倉庫店コスコの関係者「22日（水）より、飲料水、乾電池、バッテリーなどの売り上げが急増しているものの、まだ在庫は十分にあります」とコメント。コスコの買い物客のひとりは「新型コロナウィルスの感染拡大にそなえて、すでに自宅に色々な物資を備蓄していますが、何があるかわからないので万が一に備えて準備をしています。支払いのために30分ほどかかりました」と語った。

なお、ハリケーン「ダグラス」は、24日（金）5:00の時点で、カテゴリー3の勢力を保ちながらハワイ島ヒロ地区の東南島約895マイルの地点を時速18マイルのスピードで西北西に進行中で、今後、海水温が低い地域を通過することで勢力が格段に弱まるものの、日曜日から月曜日にかけてハワイ諸島にもっとも接近すると予想されている。ハリケーンセンターでは、ダグラスの接近にともない、ハワイ諸島では土曜日から高波や強風などの影響が出始めるとして、当局では市民に対し、油断をしないように呼びかけている。

参考：KITV4、ハワイ・ニュース・ナウ