今年9月にもピジン英語で書かれた旧約聖書「The Good An Spesho Book」が発売されることが明らかになった。ピジン英語は、サトウキビ農園に入植した移民の人達が使った言葉のことで、英語の中に、ハワイ語や日本語、ポルトガル語、フィリピンの言語などの単語が含まれたハワイ特有の言語として知られている。
今回、ピジン英語で書かれた旧約聖書を作成したのは、アール・モリハラ牧師や、言語学教授であるジョセフ・グルムズ氏などで、2001年にピジン英語の新約聖書を発表後、約20年かけて旧約聖書のピジン語訳を完成させている。
モリハラ牧師は「もともとヘブライ語で書かれていた聖書全体の約66%は旧約聖書が占めており、今回、約30年を費やして聖書全体をピジン語訳することができ、嬉しく思っています」とコメント。今後、ピジン語聖書の音声化に取り組んでいきたいとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ