知事が州外到着者に対する隔離措置延期を示唆

2020.05.29

日刊ローカルニュース

ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は29日(木)、6月30日(火)までとなっているハワイ州外からの到着者に対する14日間の自主隔離措置について、期限を延期する可能性があると発表した。

ハワイ州では、新型コロナウィルスの感染拡大にともない、ハワイ州への到着者に対する14日間の自主隔離措置を導入。現時点では、6月30日(火)まで、ハワイ州外からの到着者のほか、ハワイ諸島間の移動者にも14日間の自主隔離措置が義務付けられている。

イゲ知事は、ハワイ州外からの到着者に対する14日間の自主隔離措置を6月30日(火)以降も実施する可能性があるとしたものの、ハワイ諸島間の移動者に対する自主隔離措置に関しては、6月30日(火)前に解除することを検討しており、数日中にもハワイ諸島間に移動者に対する自主隔離措置の終了時期などが発表されるとみられている。

今回のイゲ知事の発表に対し、観光産業の代表者たちからは、米本土や国外からのハワイ訪問者の受け入れ再開に備えるため、今後のタイムラインを明確にしてほしいとコメントしている。

また、ハワイ州のグリーン副知事はイゲ知事に対し、州が主要産業である観光業の再開に集中できるよう、地元の経済活動の再開をより迅速に行ってほしいと要望。ハワイ州外からの訪問者の受け入れ再開に関しては注意が必要であるとしながら、感染者数が少ない国との間に「トラベルバブル」を形成することや、訪問者に対して事前に抗体検査を受けることを義務付ける案なども提案している。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

 

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