ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は29日（水）、新型コロナウィルス感染拡大にともなって一時的に制限が設けられていた経済活動を、5月1日（金）より一部再開すると発表。しかしハワイ州の主要産業である観光業の再開については、慎重な姿勢を示した。

イゲ知事は今回、1日（金）よりゴルフ場の再開や、一部自動車関連事業の営業再開などを許可すると発表。州知事の承認を受け、マウイ郡のビクトリーノ郡長は、1日（金）より、マウイ郡内にあるゴルフ場やビーチ、一部の公園を再開させるとしている。

ハワイ州では29日（水）の時点で、過去10日間で新規新型コロナウィルスの感染者が6人かそれ以下となっているほか、州内で確認された新型コロナウィルス感染者613名のうち516名が回復、コロナによる死亡者は16名となっている。

イゲ知事は一部経済活動の再開について、「新型コロナウィルスの感染者数は横ばいとなっているものの、今後、感染第2波が訪れる可能性もあり、まだまだ気を抜くわけにはいきません」とコメント。州内における一部経済活動の再開は認めるものの、ハワイ州の到着者（隣島間の移動者も含む）に対する14日間の自主隔離措置は、5月31日（日）まで継続するとしている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ