オアフ島とマウイ島でも感染者を確認

2020.03.16

日刊ローカルニュース

ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は15日(日)、オアフ島で2名、マウイ島で1名の新型コロナウィルスの陽性反応を確認したと発表。州内で確認されている新型コロナウィルス感染者は15日(日)13:00の時点で、計7名となった。

当局によると、今回新たにオアフ島で感染が確認されたのは、2月29日から3月7日までコロラド州に滞在し、現在は家族とともにオアフ島内にある自宅で隔離状態で治療を受けている人物と、3月8日にフロリダ州から戻った人物の2名で、マウイ島で感染が確認されたのは、ドイツ滞在中に体調を崩し、マウイ島で新型コロナの陽性反応が確認されたカナダ航空の客室乗務員で、現在、この人物は島内の医療機関で隔離治療を受けているとしている。

このほか当局は、すでに感染が確認されているカウアイ島滞在中の訪問者2名について、インディアナ州からユナイテッド航空の直行便で3月2日にマウイ島入りした男女であると発表。2名は、マウイ島滞在中に体調を崩して医療機関を受診したものの、その際には新型コロナウィルスの検査は行われず、3月8日にマウイ島からカウアイ島に空路で移動後、3月12日にカウアイ島にあるウィルコックス・メディカルセンターで新型コロナウィルス感染者と接触したことがあるとして検査を受け、陽性反応が確認されたとしている。

ハワイ州のデーヴィット・イゲ知事は、現在までに感染が確認されている7名について、全員が最近ハワイ州外への渡航歴があり、現時点では市中感染が拡大しているとはいえないとコメントしつつ、全米規模で新型コロナウィルスは拡大しているほか、州内でも新型コロナウィルスの検査数が増加しているため、今後、感染者数が確認することは確実とみられるとコメント。さらなる感染を防ぐために、不要不急の旅行の取りやめや、体調不良時には自宅で過ごすようしてほしいと市民に呼び掛けるとともに、州内の公立校の春休みの延長を発表している。

また、ホノルル市長のカーク・コールドウェル市長は、新型コロナウィルスの感染拡大防止策として、ホノルル市が管轄する公園で行われてる高齢者向けプログラムの休止や、屋外居住者向けのトリアージセンターの設置のほか、市当局職員に対し、可能であれば在宅勤務に切り替えることが望ましいとコメントしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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