オアフ島ディリングハム通り沿いで長年に営業していた自転車店「Eki Cyclery」が閉店を発表。109年の歴史に幕を下ろすことが決定した。

Eki Cycleryは、オーナーのジェイン・キムさんの祖父であるトオイチ・エキ氏が1911年に開業。キング通り沿いにあったプランテーションスタイルの店舗の借地料は一カ月$10で、キムさんは「祖父はタイヤが1本売れるだけで、その日の夕飯を食べることができると喜んでいました」とコメントしている。

Eki Cycleryは1960年代、キムさんの母親の代に業務を拡大すべく、現在の店舗があるディリングハム通り沿いに移転。キムさんは、「家族向けのお店」をモットーに掲げて営業を行っていたものの、今回、店舗のリース契約を更新せず、リタイアすることを決定したとしている。

なお、同店の最終営業には3月31日で、すでに自転車が10%オフで販売されているほか、来月からはパーツやアクセサリーのセールも開催予定となっている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ