オアフ島ダウンタウンにあるイオラニ宮殿の保護・運営を行っているフレンド・オブ・イオラニ・パレスは、ハワイ王朝終焉後に行方不明となっていた貴重な100点以上のアイテムを授受したと発表した。

今回、フレンド・オブ・イオラニ・パレスに寄付を行ったのは、ヘレン・ラッド・トンプソン・リビングトラストで、カラカウア王とリリウオカラニ女王の時代に司法長官や枢密院議員などの役職を務めたアントンローザさんの子孫が保有していた多数の王室関連書類、軍事アクセサリー、歴史的文書、写真など、100点以上の貴重な品々が寄付され、イオラニ宮殿関係者は「ハワイ王朝終焉後、多くの貴重な品々が行方不明となっています。今回、ハワイの貴重な歴史を示す品々が保存状態の良い状態で受け取ることができたことに非常に感謝しています」とコメントしている。

なお、イオラニ宮殿では、現在もハワイ王朝終焉後に行方不明となっている貴重な品々、約5,000点の行方を追跡中で、関係者は、ハワイ王朝に関連する品々を保有している場合には、学芸員に問い合わせてほしいと呼び掛けている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ