ホノルル高速鉄道輸送機構(HART)のアンドリュー・ロビンソンCEOは8日(水)、建設工事が進んでいるオアフ島の鉄道システムが、今年10月にも運航を開始する可能性があると明らかにした。
ロビンソン氏は「10月20日までに、カポレイ地区からアロハスタジアム間で鉄道の運行準備が整い、アロハスタジアムで行われるUH(ハワイ大学)のフットボールファンが、車ではなく鉄道を利用してフットボール観戦に出かけることができるようになるかもしれません」とコメント。今秋にも鉄道の運行を開始できる環境が整う見通しであるとしている。
いっぽう、ホノルル市の都市交通サービスのディレクターは「鉄道運航開始までには、安全性に関する十分な確認が必要なほか、安定した運行が行えるだけの予算があるかどうかも必要不可欠な要素で、実際に運行を開始して市民が乗車できるようになるまでには、さまざまな事柄をクリアする必要があります」とコメントしている。
なお、オアフ島の鉄道は現在も建設が進められており、工事完了は2025年になる見込みとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ